SNAIL RAMP OFFICIAL SITE Takemura PROFILE Toru PROFILE Ishimaru PROFILE 過去の日記 SNAIL RAMP

SNAIL RAMP
2年半ぶりの
オリジナルアルバム発売!
『SIX LOGIC』

SCHOOL BUS RECORDS "NEXT"
TKCA-73408
¥2,500(tax in)
2008/2/4

1.NEXT TIME
2.JELLY BEANS
3.Mr.SWALLOW
4.THIRTEEN
5.RUSH TO THE FLASH
6.WONDERFUL WORLD
7.THE RABBIT OF RED EYES
8.SHORT STORY
9.BE MY SWEETY
10.GET BACK
11.THE TWINKLE OF THE STARS
12.COUNT ON MY FINGERS

go store
タケムラ
引き続きビバッチェの話し。

番組内で新たなデモを呼びかけたにも関わらず、
それは一向に届かない。

気になってはいたが当時彼らにはHPも無く、
こちらから連絡を取るのは難しい状態。

「彼らが俺自身には興味が無く、スルーしてるのかもなー」

そう思い、半ば諦めていたある日の夜中2時半。
友達のライブに顔を出し、打ち上げに参加。
もう帰ろうとした下北沢シェルターの前で
女の子に「竹村さん!!」と呼び止められた。

まあ普通のお客さんかなと思いきや、何とビバッチェのスタッフだと言う。
やはり本人達はオンエアを聴いていなかったが、
友達達は聴いていてくれたようで、ビバッチェに俺のメッセージは伝言済み。

さっそくニッポン放送宛にデモを送ってくれたらしいのだが、
残念ながらそれは俺の手元まで届いてはいなかった。

「何だ、そうなんだ!俺は彼らにすごい興味があるんだ。
 二度手間で悪いけど、今度は事務所に俺宛で送ってくれない?」

スタッフの子にそう言うと、
「分かりました。じゃあ今、Voの堤に電話しましょう」
と言い、いきなり携帯で堤に電話をかけ始めた。

しばらくすると堤が出たようだった。

「今、スネイルの竹村さんといるんだけど、
 デモをもう一回送って欲しいんだって。あ、ちょっと代わるわ」

といきなり携帯を渡された。
初めての人と夜中の2時半に電話で喋るのは気が引けたが、
「夜分に本当ごめんなさい。
 スネイルランプというバンドをやっている竹村と言います」
と喋り出した。

堤「・・・・・。はい。」

俺「ビバッチェは本当にいいバンドだと思うから、
  是非とも他の曲も聴いてみたいんだ」

堤「・・・・・。はい。」

俺「リハスタで録った簡単な音源でいいから、送ってはもらえないかな?」

堤「・・・・・。はい。」

俺「送り先を言うから、今メモ出来る?」

堤「・・・・・。はい。」

ダメだ。この人、完全に寝ぼけてる。
今、住所を言った所で書き間違い率は、ほぼ100%。
そう悟った俺は、

俺「と、思ったけどやっぱり住所はスタッフの子に伝えておくね。
  で、これから連絡が直に取れるように君の携帯番号も
  スタッフの子に聞いておいてもいいかな?」

堤「・・・・・。はい。」

そんな会話をして電話を終えた。

しかし「このVoは携帯を落としたり、失くすタイプだ」と踏んだ俺は
念のためにスタッフの子の連絡先も一応聞いておいた。

そして数日後。

待ちに待ったビバッチェのデモテープが届いた。
誰かの音楽をあんなに楽しみに待ったのなんて
何年振りだろうかと思うほど、俺は待ちこがれていた。

そのデモテープには赤い紙1枚のジャケがあり
曲のクレジットも書いてあったが、コピーにコピーを重ねたせいか
文字は潰れて、非常に読みにくい。

「Bivattchee」というバンド名の下には、何故か

「More good sounds ! More good sounds !」

とあったが、オーディションにあんな粗悪な音質のデモを送っておいて
「More good sounds !」は、ねーだろうがと可笑しくなった。
そして、
「あ、多分彼らの言いたい事は『More good music』なのではないか?」
と気付いた時にはもっと可笑しくなり、
まだ会った事も無い彼らに、飯をたらふく奢ってやりたい気分になった。

一刻も早くビバのデモを聴きたかったが、
その日の俺はスケジュールが詰まっていて、
自宅への帰路に着けたのは明け方の4時過ぎ。

夜明け間近の首都高速環状線を渋谷方面から葛西方面に走りながら、
ビバッチェのデモテープをカーコンポに突っ込んだ。

1曲目は「シロイツキ」。

サラッと聴くつもりだった。
きっといいバンドだとは思ってたけど、車内ではサラッと聴いて
家でじっくりと聴き、「やっぱいいバンドだな」と満足し、
それでサクッと寝るつもりだった。

でも・・・。

あの時の衝撃をどうやって書けばいいのか分からない。
本当に分からないのだ。

曲はまだサビまでも行ってない。
でも「?!」と思った瞬間、頭がカーッと熱くなり息は張り詰めた。

あの時の事は鮮明に覚えている。

首都高環状線の内回り。
芝公園の出口がある連続したカーブ。
外は紫色の夜明け。

ぽろぽろと落ちる涙。

音楽で泣いたのなんて初めてだった。
悲しい事や嬉しい事があった訳でも無かった。
歌詞に共感出来る程、その歌詞を理解もしていなかった。

ただ時々耳に入る言葉、歌と、演奏。
それだけで充分だった。

この日から、俺は完全にBivattcheeの虜となった。

あいつらとの思い出をこのブログに書き始めたら、
一体何ヶ月かかるんだろう。
最初はずっと書こうと思ったが、終わる気がしないし、
それを終える日が本当に悲しくなりそうなので
無理矢理にでも今日で終わり。

その分、今日のブログが長くなっちゃうが、
書かないと自分でケジメをつけられないので、許して欲しい。

1月17日渋谷egg manで最後の対バン。
3月1日渋谷O-westでのラストライブ。

地方からも来てくれたお客さん、何年も前に関わっていたスタッフも、
みんなみんな来てくれた。

泣かなかった人はいたんだろうか?
そんなライブだった。

「桜の花が散る前に」で舞った、
みんなが手作りしてきたであろう大量の紙吹雪。
ビバッチェがどれだけ愛されてきたバンドか、
みんなの気持ちが痛い程伝わってきた。

CDを100万枚売るようなバンドじゃなかったけど、
みんながビバのCD1枚に持ってくれた愛情は、
それの比較では無いはずだ。

最後の、本当に最後の曲が終わり、メンバーがステージを去った。
ステージサイドにいたスタッフも一度は袖から引き揚げた。

裏では堤が泣いていた。

俺は何かに導かれるようにまたステージ袖に戻り、
メンバーがいなくなったステージを霞んだ視界で見つめていた。

俺は一人だったはずなのに、
気付くと周りには4〜5人のスタッフも立たずんでおり、
皆、無言でただステージを見つめていた。

ステージには大量の「桜の花びら」が舞い積もり、
それが余計に切なかった。

「溶けずに残った砂糖」のように思えたから。

そして思い返す。
Bivattcheeが最後にやった曲。

それは「シロイツキ」。




「シロイツキ」

懐かしい匂いする道 なんだかいい気分だ
そこらじゅう吸い込んで 急ぎ足感じる風の速度
置いてきたもの拾ったものを 残さずかき集めて
あの頃は良かったねと 失くした何かを探すように

シロイツキは優しく見えた

まだ夢うつつ鏡に映す 寝不足だらけの顔
でも何かをやらなくちゃ それとも何かを見つけなくちゃ
まだ捨て切れず思い出してる あの日のあの風景
もうすべて終わったのか? それとも終わらせてしまったの?

夜の風が頬をかすめて

足跡残していく 後からついてくる 懐かしい日々の向こうへ
足跡残したから 後からついてこい 懐かしい風の向こうへ

シロイツキがいつまでもついてくる

足跡残していく 後からついてくる 懐かしい日々の向こうへ
足跡残したから 後からついてこい 懐かしい風の向こうへ

シロイツキ 月明かり足元照らして シロイツキ 月明かり足跡残した
シロイツキ 月明かり足元照らして シロイツキ 月明かり足跡残した
[PR]
by ex_snail_ramp | 2009-03-09 15:18 | タケムラ(音楽) | Comments(4)
Commented at 2009-03-09 19:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by エイミー赤ワイン at 2009-03-09 23:55 x
泣きました。タケムラさんの愛情、ものすごく伝わってきます。
Commented by 新太郎 at 2009-03-13 20:40 x
私も「シロイツキ」、好きです。
歌い出しの「懐かしい匂いする道・・・・」が耳に入った瞬間、自分の中の歌詞通りの映像が頭に浮かんできます。
ビバッチェ特有のメロディーと言葉の言い回しによって、遠回りせずに直接、心に響くような・・・・。
なんか、シンミリさせてくれつつも、力強く背中を押してくれる、そんな曲です。
竹村さん、、、これからもビバッチェのようなバンドを発掘して、世に出してください。お願いします。
これからも「スネイルランプ」と「スクールバス」を応援します!!
Commented by アツシ at 2009-03-15 23:22 x
自分も、タケムラさんのラジオでビバッチェを知った人間です。
勿論、この間の解散ライブも行きました。
あのとき、ラジオを聴いていなければ、タケムラさんがビバッチェを発掘しなければ、あんな熱いバンドに出会えることもなかったと思います。
本当にありがとうございました!

カテゴリ
タケムラ(音楽)
タケムラ(キックボクシング)
タケムラ(自転車)
タケムラ(食べ物)
タケムラ(その他)
トオル
イシマル
スタッフ
PROFILE
最新のコメント
待ってる更新
by う at 12:54
更新待ってる
by う at 12:49
また次の日うつうつした気..
by いいのでは at 23:48
やりたいことをして生き、..
by いいのでは at 23:37
スネイルのライブに行きた..
by ファン at 22:40
Twitterしてないの..
by さー at 02:00
思い出ビデオ リリース求..
by ゆうた at 00:34
2002年頃のJ-WAV..
by あんどー at 22:58
は!
by ガチ at 05:36
絶対に完全復活してくださ..
by yukkin at 22:59
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
ブログランキングBEST3
ラウドネス二井原実
二井原実 BLOG
「R&R GYPSY」
ランキング1位bottom
ユニコーン
ユニコーンはブログもお好き!?
ランキング2位bottom
TRICERATOPS 吉田佳史
TRICERATOPS 吉田佳史のブログよしふみ
ランキング3位bottom
ア行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇a flood of circle
◇AJISAI
◇アナム&マキ
◇アナログフィッシュ
◇ANCHANG
◇UNLIMITS
◇H.
カ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇Cure Rubbish
◇ケンスペ
タ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇高橋優
◇竹内電気
◇China
◇つしまみれ
ナ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇中島卓偉
◇中山うり
◇ねごとのねごと。
マ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇MIX MARKET
◇Megu Mild
◇MOTORMUSTANG
◇MOMOKOMOTION
ヤ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
ラ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇LITE
◇LAST ALLIANCE hiroshi
◇LAST ALLIANCE MATSUMURA
◇Lucky13
◇LaughLife
◇rega
◇Response THE ODGE
◇ROCKET K
ワ行‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇ワイルドマイルド
過去のブログ
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
◇音楽評論家 平山雄一
おことわり

コメント、およびトラックバックは、エキサイト株式会社にて、当ブログへのコメント、およびトラックバックとしてふさわしいか、誹謗中傷や公序良俗に反する内容が含まれていないかどうかを確認致します。内容により予告なく削除する場合もございますので予めご了承ください。また、掲載された記事・写真等の無断転用を一切禁じます。無断で加工、転載などを行うと、著作権法に基づく処罰の対象になる場合があります。