タケムラ
所々で断片的に話してたりはしたものの、
きちんと系統立てて説明してなかった、この話し、いざ。
それは去年12月13日下北沢SHELTERでの「SCRAMBLE!」。
チェリコとの2マンで俺もテンションが上がり、
ワラワラと動き、ジャンプ。
そして着地した瞬間、
「バンッ!」
と左膝に激痛が走った。
今までに経験した事の無い激痛に、思わずヨロヨロ。
左膝はガクンと外れたような感覚があり、
痛みがひどく、その後も足に力が入らない。
ライブは勿論、キックボクシングをやっていても
こんな痛みは経験した事が無かった。
正直立っていられなくて倒れたかったが、今はライブの途中。
一応、素知らぬ振りをしてライブを続けてみたものの、
完全に左足は使い物にならない。
他にも何故かベースのヘッド部分で額を切り、出血した為に
MCでは「足がぁ〜、額がぁ〜」と、その事に触れはしたが、
ライブはそのまま続行。
何とかライブを終えて楽屋に引っ込んでみたものの、
その腫れは尋常では無く、
膝上下のくびれは完全に無くなっていた。
「まいったなー、何だったんだろ。膝が外れたような感覚はあったけど」
「まあ、いいか」と、ひょこひょこ足を引きづりながら
帰ろうとして気付いた。
俺、自転車じゃん!!
いや正確に言えば、俺は自転車では無く竹村なのだが、
とにかく「自転車で来たからには、自転車で帰る」という
現実があった。
メンバーやスタッフは「大丈夫なんですか?!」、
「チャリは置いて帰った方が・・・」と長谷部以外は心配してくれてたが、
そろ〜っと跨がり、ゆーっくりペダルを回すと何とかイケる。
「お、大丈夫だわ!じゃ、お疲れ!」
と走り出す俺。
が、
遅い。遅すぎる。
普段は時速40kmまで上げてから35kmペースで巡航するが、
今回は時速10km出るか出ないか、と言った所。
しかも膝をまっすぐにし、左足に負荷を掛けないようにしながら
ペダリングする必要がある。
「うぅぅ、めんどい。そして右足ばっかり疲れる」
片道20kmの道のりには大きく分けて、
「代々木上原」、「代々木公園」、「表参道」、「赤坂」周辺に
ある程度の坂がある。
普段はトレーニングがてら、そしてその方が楽な為に
一気に駆け上がるのだが、この状態ではそれも出来ずに
シッティングで黙々とペダルを回すのみ。
結局この日は、普段の倍以上の時間をかけて帰宅、なう。
いや、「なう」じゃない。twitterじゃないんだった。
サッとシャワーを浴びてから、すぐに膝をアイシング。
すぐ治さないとヤバい。俺はかなりの不安感で一杯だった。
年明けの2月にはキックボクシングの試合があるのだ。
歩くのもままならないんじゃ、試合どころではない。
しかも2〜3年前に、骨折で試合をキャンセルした苦い経験がある俺は
再度のキャンセルはプロとして避けなければいけない。
まず自分の膝がどんな状況にあるのか、自分なりに考えなければ。
ジャンプして着地。その瞬間に膝が外れたような感覚。強い痛み。
尋常じゃない腫れ。
よく覚えてはいないのだが、着地体勢が悪く、
その衝撃で膝が外れ、ずれた関節により、
内側側副靭帯などが損傷したのではないか?
しかし膝内部の中心部辺りにも、痛みがあるように感じる。
今までの靭帯損傷時と比べても、痛みが強く、腫れもひどい事から、
膝内部での出血等、相当量の体液の浸出が考えられる。
とにかく明日、すぐに整形外科に行こう。
あまり曲がらなくなり、
かと言って、きちんと伸ばす事も出来なくなってしまった膝を
アイシングしながら、保険証と診察券を用意して、
シュークリームを2つ食べて、その日は寝た。
(続く)
きちんと系統立てて説明してなかった、この話し、いざ。
それは去年12月13日下北沢SHELTERでの「SCRAMBLE!」。
チェリコとの2マンで俺もテンションが上がり、
ワラワラと動き、ジャンプ。
そして着地した瞬間、
「バンッ!」
と左膝に激痛が走った。
今までに経験した事の無い激痛に、思わずヨロヨロ。
左膝はガクンと外れたような感覚があり、
痛みがひどく、その後も足に力が入らない。
ライブは勿論、キックボクシングをやっていても
こんな痛みは経験した事が無かった。
正直立っていられなくて倒れたかったが、今はライブの途中。
一応、素知らぬ振りをしてライブを続けてみたものの、
完全に左足は使い物にならない。
他にも何故かベースのヘッド部分で額を切り、出血した為に
MCでは「足がぁ〜、額がぁ〜」と、その事に触れはしたが、
ライブはそのまま続行。
何とかライブを終えて楽屋に引っ込んでみたものの、
その腫れは尋常では無く、
膝上下のくびれは完全に無くなっていた。
「まいったなー、何だったんだろ。膝が外れたような感覚はあったけど」
「まあ、いいか」と、ひょこひょこ足を引きづりながら
帰ろうとして気付いた。
俺、自転車じゃん!!
いや正確に言えば、俺は自転車では無く竹村なのだが、
とにかく「自転車で来たからには、自転車で帰る」という
現実があった。
メンバーやスタッフは「大丈夫なんですか?!」、
「チャリは置いて帰った方が・・・」と長谷部以外は心配してくれてたが、
そろ〜っと跨がり、ゆーっくりペダルを回すと何とかイケる。
「お、大丈夫だわ!じゃ、お疲れ!」
と走り出す俺。
が、
遅い。遅すぎる。
普段は時速40kmまで上げてから35kmペースで巡航するが、
今回は時速10km出るか出ないか、と言った所。
しかも膝をまっすぐにし、左足に負荷を掛けないようにしながら
ペダリングする必要がある。
「うぅぅ、めんどい。そして右足ばっかり疲れる」
片道20kmの道のりには大きく分けて、
「代々木上原」、「代々木公園」、「表参道」、「赤坂」周辺に
ある程度の坂がある。
普段はトレーニングがてら、そしてその方が楽な為に
一気に駆け上がるのだが、この状態ではそれも出来ずに
シッティングで黙々とペダルを回すのみ。
結局この日は、普段の倍以上の時間をかけて帰宅、なう。
いや、「なう」じゃない。twitterじゃないんだった。
サッとシャワーを浴びてから、すぐに膝をアイシング。
すぐ治さないとヤバい。俺はかなりの不安感で一杯だった。
年明けの2月にはキックボクシングの試合があるのだ。
歩くのもままならないんじゃ、試合どころではない。
しかも2〜3年前に、骨折で試合をキャンセルした苦い経験がある俺は
再度のキャンセルはプロとして避けなければいけない。
まず自分の膝がどんな状況にあるのか、自分なりに考えなければ。
ジャンプして着地。その瞬間に膝が外れたような感覚。強い痛み。
尋常じゃない腫れ。
よく覚えてはいないのだが、着地体勢が悪く、
その衝撃で膝が外れ、ずれた関節により、
内側側副靭帯などが損傷したのではないか?
しかし膝内部の中心部辺りにも、痛みがあるように感じる。
今までの靭帯損傷時と比べても、痛みが強く、腫れもひどい事から、
膝内部での出血等、相当量の体液の浸出が考えられる。
とにかく明日、すぐに整形外科に行こう。
あまり曲がらなくなり、
かと言って、きちんと伸ばす事も出来なくなってしまった膝を
アイシングしながら、保険証と診察券を用意して、
シュークリームを2つ食べて、その日は寝た。
(続く)
by ex_snail_ramp
| 2010-06-24 01:54
| タケムラ(音楽)
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